Haru@読書等よろず垢
@harunuevo2
本と本屋が兎に角好き よろず興味を持ったことをあれこれ 読書、浜田省吾、ジャズ、津軽三味線、歴史、ドイツ語、スペイン語、ラグビー観戦、ジョギング、宇宙、アート、刀剣鑑賞
成瀬は信じた道をいく #読了 単行本も何度も読んだが改めて文庫版再読 本編は当然乍ら巻末の『大塚ときめき紀行 びわ湖さんぽ』、ミルクボーイ駒場氏の『解説』もとても良い 表紙絵のガチョウは気付いてなかったわ 島崎のみらいちゃん評 『将来が心配になるほどの成瀬ガチ勢である」 には声出して笑った
ととはり屋敷 #読了 比嘉姉妹シリーズ前日譚は、琴子、真琴の兄妹たちの悲劇を語る短編集 かなり凄惨な話もあるが、一冊通じて感じたのは『切なさ』 特に『メイク・ユア・チョイス』の結末、『かたので駅の怪』の伝言、そして『ととはり屋敷』の言葉の意味
劇画ヒットラー #読了 年表的な内容ではあるものの、水木しげる先生独特のペン使いで、偏執狂的に細かく書き込まれた背景のうえに水木しげるキャラ独特の人物が載ると、描かれたもの以上のことをこちらに突きつけてくるような異様な迫力がある ナチス式敬礼で伸ばされた数多の手の波の絵は、夢に出てきそうだ
暗殺の冬 #読了 陰鬱、重厚、湿気と神経症的心理描写 北欧ミステリ独特のこの雰囲気の中毒性よ 『ティアルプの怪物』事件の真相に辿り着くまでの30年 猟奇連続殺人が起こるわけではないものの、系譜としてはマンケルのヴァランダーシリーズに通じるのかな 『生きるべき時、死ぬべき時』はヴァランダーシリーズでもよく出てきた表現だったよな
まず良識をみじん切りにします #読了 日常を徹底して突き詰めていくと良識を突き破ってとんでもないことになるという、小説版の世にも奇妙な物語 個人的には『ファーストが裏切った』が好きかな 『膜』のおかげで、大過無く日常生活を送っていけているのは事実だし
予言館の殺人 #読了 予言が行われていた館、予言館でかつて行われた殺人 その真相を明かすべく集められた霊能力者たちの様子は動画配信される 色々な要素をバランスよく配置した作品であるが、明かされた真相よりも、その前段階の結論の方がもっともらしかった 続編に含みを持たせるような終わり方、なのかな?
真の保守とは何か #読了 『保守』という言葉が左派との対立軸でしか語られなくなり、全く『保守』ではない反動と新自由主義と対米従属の歪かつ醜悪なキメラがなぜか『保守』と呼ばれる妙な時代 本来の『保守』を石橋湛山、池田勇人、後藤田正晴という3名の政治家の思想、言動を通じて語る。 誤った道を引き返せるのは、もはや最後の機会なのかもしれない 自称保守の御仁には、本書を一読されることをお勧めする
箱庭の巡礼者たち #読了 謎の箱庭、時間跳躍、短時間強力接着剤、超知覚、人造人間、サイクリック宇宙論のような世界の仕組み、一つひとつが見事な短編たちは全く別の物語でありながら接点があり、そして挟まれる『断片』によって壮大な旅の物語になっていく どこかしら『風の古道』を思い出させる 再読必至の傑作 今月の読書は良書率高いわ
姥玉みっつ #読了 やはり良いな、西條奈加さんの本 市井もの日常系連作短編かと思ったら、その要素は残しつつしっかり江戸のミステリ ここ一年和歌に興味持って、古今和歌集はひと通り読み終えてたのでちょうどよかった 末尾の『返歌』にはぐっときた あとね、帯はこうじゃなきゃ この、手本のような帯は滅多に見ない ネタバレせず、嘘はつかず、それでいて与える印象と物語のずれに読者を嵌め込む タレントやYouTuberのどうでも良い安直なコメントも無い
ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーター Part2 #読了 シリーズ2作目は上下巻 3冊目にして視点の転換に少し慣れたか 統和機構なる組織が暗躍しているようだが、その目的はよくわからない ショッカーとはだいぶ違うみたいですだけど 心というものを、ラノベらしく弄び、ラノベらしからぬ内容で語る リメイク版のアニメは、OPミスドで、EDは安月奈さんだったのね
昨日は猪居亜美さん×宮本笑里さんのデュオ ギター、ヴァイオリンそれぞれの強みをどう活かし、プラスの相乗効果を生み出すか、という試行錯誤の精華といった感のライブ 聴覚的にも視覚的にも爛漫の花 笑里さん、実はベテランなのよね 可憐なビジュアルでありながら、懐の深い貫禄のある音でした
ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーター #読了 ブギーポップ、謎の機構、逃亡者という対立構造なの? まだシリーズ全体の建て付け、各陣営の目的がぼやっとした状態で、よくわからない シリーズ2作目は上下巻 捉えづらいが緊迫感は増してきている
Die Morde im Dekagon-haus #読了 『十角館の殺人』ドイツ語版ゆるゆる読んでた 日本語では何度も読んできたけど、エピローグの最終シーンはやはりグッとくる 漢字が絡むくだりを向こうの読者がどこまで理解できているのかはよくわからん しかし、ステレオタイプの日本のイメージをデザイン化して押し込んだ的な表紙絵のくそダサさはなんとかならんかったんだろうか
惑星カザンの桜 #読了 SFという書き割りの中で、AIが意識を持っていく様を想像して描いてみたといった感 ソラリス、幼年期の終わりの雰囲気が隠し味だったかもしれない 結末はワシ的にはソープオペラでした
一次元の挿し木 #読了 むむ、これミステリちゃうやんSFやん あの大風呂敷の畳み方はそうなるよな そうじゃなくて欲しいなと思ってたけど 人間としての理性や良識を全く欠いた凶獣牛尾に人間臭さを一番感じた皮肉 期待値高かった分、拍子抜けしたというのが本音かな
予想どおりに不合理 #読了 行動経済学の読み物の名著、今更感あるけど拝読 豊富な(奇妙な)実験を通して、人間の意思決定や行動の不合理さを明らかにする 自身の仕事、安全管理に引き寄せて読んだが、実に示唆に富む内容であり、これからの仕事のアイデアの種をたくさん持つことができた パスカルは人間は考える葦であるとゆうたが、実際のところ 人間はかなりの部分で風に靡く葦なのだ
地羊鬼の孤独 #読了 呻木叫子シリーズとは趣の少し異なるホラーミステリ 本作では、下敷きに中国の呪いの伝承を採用しつつ、風変わりな女性警部補と若い刑事のバディものとして描かれる、はずだったが 事件を解決したはずだったその後が一捻り二捻りで呼吸止まった 読んでる間は、ドンと来る怖さは無いが、じわじわ侵蝕される不快感、そして手首を軽く掴まれたと思ったら刎ねられて制圧された感覚だった 続編は・・無理なんやろな
二人目の私が夜歩く #読了 辻堂さん実は初読み えがった すんごく、えがった 物語良し 文章良し 装画良し そして作品名の美しさよ SNSで知った作品で、自分の趣味趣向だけだったらたぶん読むことがなかったろうな 読書垢の皆様に感謝申し上げねば また追いかけたくなる作家さんと出会ってしまった
呼ぶ山 夢枕獏山岳小説集 #読了 山を舞台にした、というより、山という存在そのものを巡る幻想怪異譚なのかな 収録作どれも粒揃いの傑作 最近は霊性を湛えた畏怖すべき存在というより、クマが出てくる危険源のようになってきてしまっている感があるかも こういう作品は、これから減っていきそうな予感 山怪シリーズ、山の霊異記シリーズと、山登りせんのに何故か山の怪異譚に惹かれるのよね
現代戦争論 #読了 最近『自分ごと』という言葉がよく使われるが、遠い地の出来事として捉えるのではなく、いつか自分ののところに来る出来事としてリアリズムの中で理解する努力が必要 戦争反対は自明の理だが、そこにだけ留まるのは思考停止かもしれぬ 逆に威勢の良いこと言うのは、現実を見てないことだ 結局、『左右』が分断されお互いに罵り合うだけの状態というものほど、市民を竈門の薪程度にしか考えていない『為政者』に都合の良いことはない。
行動経済学がマンガで3時間でマスターできる本 #読了 普段は『⚪︎⚪︎時間で』といったタイトルの付いた本は読まないんだけど、取っ掛かりとして拝読 意思決定や行動に関わる知見を簡潔にまとめた、行動経済学の知見から導き出されたテクニックを学ぶ、ための本といった感が強かった まあ最初の一冊なので、表面舐めるという意味では間口を広げてくれたかな 『マスター』は出来ないと思うけど(そもそも何を以ってマスターというのかようわからん)
世界一わかりやすい筋肉のつながり図鑑 #読了 五十肩のリハビリ通ってたころ、膝周辺をほぐしてもらうと肩の可動域が拡がるとか、なぜそこをいじるとそうなるのか?という人体の神秘を何度も経験した 療法士さんに、これなんのマジックっすか?と真顔で訊くことが多数 想像以上に筋肉はあちこちで繋がり、連動していることを実体験を思い出しながら読んだ シリーズもう一冊買うてるので、そちらも読んで身体のメンテしようと思う
日本の歴史をよみなおす(全) #読了 網野史観のエッセンスを軽めに語った本 歴史教育とは別の角度を提供するが、特定の事象を日本の歴史全体に適用して語られるような感覚があって、これも一つの見方だと考える必要はあるのかな 日本人の意思で天皇が消える条件は遠からず生まれる、と断言してたけど、これは当たらんかったね
本日お迎えした本 『予想どおりに不合理』 『行動経済学がマンガで3時間でマスターできる本』 『NUDGE 実践 行動経済学 完全版』 『成瀬は信じた道をいく』
図説 妖怪・幻獣づくし #読了 兵庫、島根両県立博物館による編著は、日本人の自然観の古代からの変遷を踏まえ.畏怖の対象たる荒神が、妖怪となり、キャラ化されていく様を、絵巻、浮世絵、ミイラなど豊富な写真で解き明かす アマビエがアマビコの書き間違いだとは知ってたが、絵も下手な書き写し、と身も蓋もないw 長らく続くゆるキャラブーム、そしてポケモンが日本で生まれたことは、宜なるかな
ざんどぅまの影 #読了 比嘉姉妹の祖母の時代、シリーズ前日譚だが、本作は比嘉姉妹シリーズとは別モノと考えて読んだ方が楽しめるのではないか とあるミステリ手法を取り込んだり、社会問題を下敷きにしたり、エンタメには振り切っていないなあという率直な印象 シリーズ固有の、描写の徹底した嫌らしさは薄め 具体的に書いてしまうとネタバレになってまうから、あとは読んだ人其々判断してつかあさい
三日月の武者 山中鹿介伝 尼子家の危難 #読了 これまで尼子経久を主人公として全4巻の大作『謀聖 尼子経久伝』を世に出した著者 山中鹿介はいつか描くと予想してたけど思いの外早かった 毛利に侵蝕、汚染され没落する尼子家 結末を知るが故に読んでて辛い いつ刊行されるか不明だが続きは尼子家再興の試みと蹉跌よね しかし、毛利元就の描かれ方は散々よね 安芸国の方読んだら怒るんじゃないかと心配になるほど
図書館に火をつけたら #読了 図書館と司書の仕事の蘊蓄にミステリ要素をまぶしたような? いくらなんでも警察の捜査能力や仕事の仕方を舐め過ぎておらんか?