綾野つづみ
@t-ayano
文化の雑食家。映画や本をきっかけに思考を実況しています。 マシュマロへの質問は:
『バックルームズ』とセットで語られることの多い『オブセッション 災愛』 ドパガキ黒沢清でめちゃくちゃ面白かった笑 不穏がハイテンションに畳み掛けられ、なにか起きそうが次から次へと押し寄せ、怪異が表面化したときには時すでに遅し 転調してからは縦ノリで最後まで駆け抜ける異様なホラー 監督のカリー・バーカーは26歳で、恐怖演出は黒沢清『回路』の影響を受けていると明かしているのだが、マジでそのままやっている
新潟で食べられなかった青島食堂の秋葉店に行ってみたんだけど、めちゃくちゃ美味しかった 生姜ラーメンと聞いていたのでサッパリ系かと思ったら、コッテリ系で、一口目からパンチがありビックリ!
みい山、ヤニねこ、地元最高! など、90年的な露悪趣味コンテンツがいま人気になっているという声を聞きつつ 一方で、映画館では2000年代作品のリバイバルが増えつつある 先週、『ユリイカ』と『ハッシュ』を観てきたんだけど、絶望からの希望が素晴らしく、2030年代はここに戻ってくる気がする
北欧のオシャレな田舎暮らしに垣間見える殺意が切ない『きれっぱしの愛』 最初、離婚して頑張る母親の話なのかと思ったら、未練たらたらな夫の生きづらさが主軸なんだとわかってくる この時代に父親をやることの難しさが見事に示されていた あのラストは残酷過ぎるって……
なんちゃって伝記映画で悪ふざけをしていた『ブルータリスト』のチームがまたやってくれた! 『アン・リー はじまりの物語』は実在したシェーカー教団のカリスマ的指導者アン・リーの伝記映画なんだけど、やはり、変なことをしている カルトな狂気をホラーっぽく撮りつつ、信者たちが家具を美しく作るところだけは素直に讃える謎のバランス感覚 『ブルータリスト』のときと一緒で、このチームは人間の心ではなく、ものづくりに価値を見出す面白さがある
事前情報なし、タイトルに惹かれて『ユマカウンティの行き止まり』を見たんだけど、すごくよかった! 最悪なピタゴラスイッチと言うべき、地獄の連鎖が気持ちよかった こういう映画が一番面白い
『ジェニー・ペンはご機嫌ななめ』見れた! ジューシィ・フルーツの曲名をもじった邦題だけど、信じられないほど怖い話 老人ホームでひどいイジメに遭い、被害を訴えるも、ボケ老人の妄想扱いされて助けてもらえず 加害者は加害者で認知症のフリして、やりたい放題の超地獄! 続編ありそう!
去年のノーベル文学賞受賞後、翻訳がないと誰もがフラストレーションを抱えたクラスナホルカイ・ラースロー そのデビュー作『サタンタンゴ』の翻訳がとうとう6/24に発売された! 最初は読み難かったけど、なにをやっているのか理解できたあたりから急激に面白くなり、一気に読み終えてしまった カフカやベケット、フォークナー、ボルヘスなど、20世紀文学のベストアルバムっぷりの過剰さが最高!加えて、苦笑いするしかないどうしようもないユーモアがいいアクセントに こうなると、いつか見なきゃと思っていた7時間超のタル・ベーラ監督の映画『サタンタンゴ』も見なくっちゃ。これと比べたら『急に具合が悪くなる』は短い笑
ハンター試験みたいにただ歩くだけのデスゲーム 歩けなくなった人の殺し方がなかなかエグくて、何度も目を背けたくなった デスゲームものって死ぬことがエンタメ化しがちなのに、この映画は死を淡々と描いている点が特異で、再び死がフィクショナルじゃなくなった時代のデスゲームって感じがした
『黒牢城』も見てきた! 黒沢清の割には相当わかりやすいエンタメなんだけど、あくまで黒沢清の割にはなんだよね TBSがミステリーとして宣伝しているのはけっこうな嘘で、お客さんによってはただの黒沢清に戸惑ってんじゃないかなぁと思う笑 それでも、織田信長にトランプやプーチン、ネタニヤフが重なるし、荒木村重という武士としては無様だけど、風流に生き延びた人間に希望を見出す演出はいま撮るべき映画って感じですごくよかった
昨日の夜、天丼の動画を見て、天丼食べたいなぁと思っていたのでうどん屋さんに入ったのだけど、当然、うどんが美味しそうで、うどんと天丼は多いよなぁと天ざるを注文し、あれ? 食べたかった天丼が食べられなかった……と後で気がつくバグ
noteの公式記事で『プラダを着た悪魔』って夏目漱石なんだと思うというぶっ飛んだ自論を紹介してもらえて嬉しい! 本当、夏目漱石なんですよ! note.jp/n/n628da9525...
産後うつの話と聞いていた『ダイ・マイ・ラブ』が実際に見てみるとけっこう違った。 たしかに産後うつが描かれてはいるけど、その苦しみを産後うつと規定し、みんな経験するもので、いつかは治ると見做すことへの違和感こそが本題と感じた。 主人公は客観的に出産育児でおかしくなっているけど、本人の主観だともっと大きな時間軸で悩んでいて、神話的な領域で生きている。 そして、このズレを無理やり埋めることもできたけど、埋めない選択をしたことにDIE MY LOVE(死ね、愛する人)というタイトルの意味が表れているんだと思う。
週末を避け、『急に具合が悪くなる』を見てきた、すごく、よかった これが夢だとわかっていても、あえて夢から目覚めずに、挑戦する勇気を持つことでしか不可能を可能にすることはできない そういう誠実な開き直り、わたしは好き