
或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 22h 「すっご~い。星がいっぱいだぁ~」
夜空を見上げた明良が感嘆の声をあげる。
「他の建物からの灯りもないし、空気も綺麗だからね」
「ほえ~……シオってば物知りさんだぁ。シオ先生って呼ぼうかな?」
「ふふ……なにそれ?」
「そう言えば忍ちゃんと薫ちゃんは?」
「もう一回、お風呂に入ってくるって言ってた。シノが「追い温泉じゃあ!!」ってカオを引っ張って行ったよ」
「あはははは……忍ちゃんらしいね」
三人で夜空を見上げる。
「まさか、私達がモデルになるとか思ってなかったよね」
「そうだね。これも一華のおかげかな?」
「そんな事ないよぉ~」
「謙遜しないの」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 22h 夏休みを利用して、皆でグランピングにやってきた。
「やあ、彩桜春」
「あ、お兄。クマさんや美琴ちゃん達と呑んでいたんじゃないの?」
「明日も早いみたいだからね。お開きにする事にしたよ」
「そうなんだ」
木々の間を通り過ぎる風が高地特有の涼しさを含む風に吹かれながら、パチパチと音を立てている焚火を見つめる。
「それにしても……」
「ん?」
「僕も一緒に参加してよかったのかな。若い子達だけで楽しんだ方が良かったんじゃないか?」
「そんな事ないよ。皆、お兄にも参加して欲しいって言っていたし、用心棒は一人でも多い方が心強いもの」
「ははは、それは光栄な話だね」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 3d 夕食後に彩桜春が自分の部屋にやってきた。
「お兄。ヘッド博士の世界塔のCDって、持ってる?」
「あるけれどリマスター盤とかじゃないから音質は可もなく不可もなくだよ」
「その辺は気にしていないから平気。ちょっと借りても良い?」
「まあ、良いけど……」
小一時間後……
「ねえ、当時のファンはカメラトークの延長線にある物みたいなのを期待したんだよね?」
「まあ、そんなところかな。世間のイメージもオシャレな渋谷系サウンドだったしね」
「それで出てきたのがコレかぁ」
「しかも突然の解散宣言。大騒ぎになったらしいよ」
「ほえ〜……」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 5d 「ねえねえ、お兄。これ見て~」
スマホをタップした彩桜春が一枚の画像を表示させてから画面をこちらに向けてきた。
「この服は……一華ちゃん達の文化祭用の?」
「うんうん。お試し用の服を持っていったついでに着させてもらったの」
「それで生徒さん達の反応はどうだったの?」
「皆、大喜びしてたよ。最初はド●キとかで売っているメイド服にしようか~とか考えていたんだって」
「あの手の店で売っている服は手頃に買えるけれど、安っぽくなる場合があるからなぁ……でも、喜んでもらってよかったね」
「えへへへ、彩桜春ちゃんの努力の賜物という奴ですよ~」
「また調子に乗ってるよ」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 5d ほぼ同時刻、都内某所の喫茶店にて
「へくちっ!!」
「どうしたイロの字。風邪でもひいたか?」
「ん~、ちょっとちがうかも~」
「なんにしても気をつけなよ。旅行前に体調を崩したら洒落にならないからね」
「分かってるよ~。でも、風邪じゃないとしたら……これは国民的美少女な彩桜春ちゃんを称賛する人々の心の声が届いた影響なんだ!!」
「はいはい、とりあえずティッシュを貸してあげるから鼻をかみな。国民的美少女の美貌が台無しになるからね」
「う~、ありがとう。ちか~」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 5d ある日の地元駅の近くのコーヒーショップでの出来事。
「あ、彩桜春ちゃんのお兄さん。こんにちはです」
「やあ、明良ちゃん。ひさしぶりだね」
「えへへ、そうですね」
注文した品を受け取って、カウンター席に並んで座る。
「明良ちゃんに教えてもらったウェブドラマを観たよ。主人公の友達役とか大抜擢だね」
「あははは、収録の時は緊張しっぱなしだったんですよ。台詞を間違ったらどうしようとか、転んだらどうしようとか考えちゃって……」
「彩桜春も最初の頃は苦労していたっけ。初仕事の時とかガッチガチに緊張していたよ」
「そうなんですか?」
「今は堂々としているけどね」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 6d 「最近、暑いから外出先で缶ジュースとか買っちゃうんだよね~」
冷蔵庫にストックしてあったミネラルウォーターのペットボトルを取り出しながら彩桜春が言った。
「そうだね。僕も営業の外回りで買う事があるよ」
「でしょ?……それで珍しい味の缶ジュースが無いかな~って、探しちゃうの」
「コインパーキングに設置されている自動販売機とか穴場だよね」
「うんうん。お兄は何か面白い味の缶ジュースとか見つけた事ある?……私はバスクチーズケーキかな。振って飲む奴」
「僕は炭酸入りの缶コーヒーかな。意外と美味しかったよ」
「なんか想像できない味だぁ~」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 10d その2)
「公式のホームページを観たけれどステージ毎に出演する人が違っていたんだね」
「そうそう、明良ちゃん達みたいなバンドだけ~とか。師匠みたいなDJだけ~みたいな感じだったんだよ」
「彩桜春が聞いていて『これはっ!!』という曲はあった?」
「ん~、DJのステージに張り付いていたんだけど常連参加者は『Rez』とか『Born Slippy nuxx』とか『虹』みたいな定番曲が多かったんだけど、初参加だって言っていいた人が『Out of the blue』をかけた時は「やるな!!」って思っちゃったよ」
「ダッチトランス~」
「そうそう、私も参考にしようっと」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 10d その1)
「たっだいま~。いやぁ、アガった。アガった~」
コンビニの買い物袋を片手に上機嫌の彩桜春が帰ってきた。
「おかえり、フェスの方はどうだった?」
「凄かったよ~。音圧とか凄かったし、お客さんの盛り上がりとかもクラブイベントとは違っていたよ。本当、師匠に感謝って感じ?」
DJのテクニックのイロハを教えてくれた師匠の招待で観に行った野外フェスで彩桜春は良い刺激を受けたようだ。
「彩桜春はDJブースに上がったの?」
「あはは、無理無理。というか下準備してない状態だったから何も出来ないよ」
「そういうもんなの?」
「そういうもんなの~」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 14d 我氏「もう10年か……早いなぁ」
彩桜春さん「何が?」
我氏「BOOM BOOM SATELLITESの川島さんが亡くなってから10年が経ったんだなって思ったんだよ」
彩桜春さん「薄っすら覚えているけれど、お兄も凄く落ち込んでいたな」
我氏「当時、覚悟はしていたけれどね。流石に目の当たりにした時のショックは大きかったよ」
彩桜春さん「そうだったんだ?」
我氏「ちなみにキミが何歳の時?」
彩桜春さん「私は小学校五年生で、お兄が高校一年の時だったかな?」
我氏「別に意味でショックが大きいわ……」
youtu.be/z2CinFcpbME?...
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 15d 「はい……はい、いきなりすいませんでした。はい……失礼します」
テーブルの上に置かれたノートの上に赤いバツマークが増える。
「出遅れたのは痛かったなぁ……ホテルの予約枠が全滅しちゃうとは……」
「まあ、考える事は同じって事だね……とは言え、どうしたものか」
「だねぇ……日帰りで遊園地のプールに行くにしても混雑の事を考えると
……ねぇ?」
そんな事を言っていると彩桜春のスマホが着信を告げる。
「あ、美琴ちゃんだ。もしも~し、うん……うん……あはは……仰る通り……え?……グランピング?」
どうやら代案を出してもらえたらしい。
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 21d 待ち合わせをした明良達がカラコロと下駄を鳴らしながら縁日を歩く。
「ねえ、明良。今日は一華は来ないの?」
「うん。連絡したんだけど、お店の手伝いがあるから駄目だって」
「まあ、お祭りの日は書き入れ時だから仕方ないでしょ?ウチは模型屋だから大丈夫だけどさ」
「うん……ちょっと残念だけど……仕方ないね」
「帰りに一華の家に寄っていこうかな?」
「いいんじゃないかな。お土産を買っていこうよ」
「そうだね。何を買うかはアッキーに任せるという事で」
「え?なんか責任重大なんですけど??」
「ふふ……頑張ってね。明良ちゃん」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 23d 「ダイア、早く行きましょう!!イロハ達が待っているわ」
「リズ、あまり燥いでは駄目よ。慣れない服を着ているのだから気をつけないと」
「でも、ニホンのサマー・フェスティバルを楽しむのならユカタとゲタだってMOMが言っていたでしょ?それにストリート・フードをエンニチで買わないと」
「もう、リズったら……そうね。イロハ達の分も買っていきましょうか?」
「うんっ!!」
浴衣を着た金髪碧眼の女の子が二人で歩いているという事で悪目立ちしてしまったが、逆に夜店の人間に気に入られて買い物をする度にサービスされる事になったのだった……
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 23d 彩桜春と近所の神社の夏祭りに行った。
「わったあめ~、たっこやき~、おっこのみやき~。おいしいものはしあわせのあじ~」
「随分と楽しそうだね。彩桜春」
「夏祭りに来るなんて久しぶりだし、お兄が奢ってくれるっていう話だからね」
「あまり買い食いしすぎてスタイルが崩れちゃうといけないけどね」
「ぶ~、お兄はデリカシーがないなぁ。かわいい女の子に言う台詞じゃないぞ」
「はいはい、僕の言い方が悪かったのは謝るよ。で、何が食べたいの?」
「ん~、そうだなぁ。たこ焼き……あ、チョコバナナも良いかな?」
結局、両方を買ったのだった……
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 25d 「彩桜春、そろそろ夕飯の買い物に行くけど……って、寝てるのか」
彩桜春がベットの上でスゥスゥと寝息を立てながら眠っている。
「最近、仕事が忙しいとか言っていたな。無茶をして身体を壊さなければ良いけど……」
一応、マネージャーの美琴さんと相談して無理のないスケジュールを組んで貰っているけれど、仕事の量が増えてくるとなるとスケジュール調整が難しくなってくるだろう。
「まあ、無理をしそうになったらアドバイスするしか無いか」
そんな事を言っていたら寝返りを打った彩桜春が寝言をつぶやく
「お兄の秘蔵のシュークリーム。おいしかった」
とりあえずデコピン一発
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 26d ある夜のチャットグループにて……
AKR『なんか栞が一華の事を助けてくれたんだって?」
SHO『マネージャーの神楽さんと一緒に迎えに行ったら上級生に絡まれていたんだよ。他の生徒は手出しできないみたいだったから私が助けた」
AKR『そうなんだ。ありがとね』
SHO『別に大した事はしてないよ。弱い者いじめが嫌いなだけ』
SHN『とは言え、学校の中で頼れる人が少ないってのは辛いよね』
KAO『そうだね……私達は一緒にいる事が多いけど……一華ちゃんは……』
AKR『とりあえず事務所の人達に任せる方が良いかな?』
SHO『そうだね。出来る事があればやる感じかな?』
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 27d 「なんかね……一華ちゃんが不良っぽい子達に絡まれたんだって」
「そりゃまた……というか、一華ちゃんの学校は校則とか厳しい筈なんだけどな」
「そうなの?」
「小中高一貫校で、受験時に家族も同席する面談があるからね。家庭環境とか諸々も合否の判断材料になるらしいんだよ」
「ふむふむ~、それでね。とりあえず一華ちゃんのマネージャーの神楽さんが栞ちゃんも交えて対策を考えたらしいよ」
「まあ、そうなるだろうね。それで彩桜春も協力するの?」
「一応ね。私がレンタカーなりを借りて迎えに行くつもり」
「言っておくけれど、学生相手に暴力沙汰だけは駄目だよ?」
「分かってるよ~」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· 29d 「うん……もう、大丈夫。ありがとうね栞ちゃん」
「本当に?まだ顔色が悪いみたいだけど?」
何やらトラブルがあったのか、マネージャーと栞に付き添われた一華が事務所のオフィスに入ってきた。
「私が迎えに行くべきだったね。ごめんね一華」
「いえ、神楽さんのせいじゃないですから……私が悪いだけです」
下校しようとした一華が素行のよろしく無い上級生に絡まれてしまい、立ち往生をしているところを栞に助けて貰ったらしい。
「いつもは友達と一緒に帰っていたんだけど……」
「何かあったら連絡してよ?」
「とにかく私達を頼っていいからね。一華」
「うん。ごめんなさい」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· Jul 12 彩桜春が上京してきて一年が経過した。
「一年間、よく頑張ったね」
「それもこれも、お兄や周りの皆に助けてもらったからだよ」
「突然、母さんから電話があった時は驚いたけどね。しかも相談なしに僕と同居するとか言い出すし」
「あははは……それはその……ごめんなさい」
「聞き忘れていたんだけど、こっちに来るのは良いとして仕事はどうするつもりだったの?」
「しばらくバイトをしながら就職活動しようかなって思っていたの」
「なるほど、それで結果としては千佳ちゃんの紹介で芸能事務所に入った訳か」
「うんうん。ちょっとしたチャレンジみたいな?」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· Jul 10 家に帰ってきたら、彩桜春が鏡の前で何やらブツブツと呟いている。
「うらめしや~、おもてはさかや~」
「何を言っているんだ。君は?」
「あ、お兄。どう?似合ってる?」
そんな事を言いながら目の前でクルリと一回転する。
「え~と……新しいコスプレ?」
「違うよ~。お化けだよ。ゴーストだよ」
「ああ、町内会でやる肝試しに参加するのか」
「そうそう、一華ちゃん達と一緒にオバケ役で参加するんだ」
「参加するのは良いけれど、あまり本気モードでやらないようにね」
「わかってるよ~。あ、千佳に釘を刺しておかないとだ」
「千佳ちゃん、凝り性だからなぁ……」
「うんうん」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· Jul 8 岡村ちゃん(岡村靖幸さん)を聴きながら、夜勤三日目の出勤中。
明日は指定休日で、明後日は年イチの人間ドック。
「彩桜春ちゃんがロングシュートを決めたら、お兄はどんな顔をするのだろう」
「で、決めた事があったっけ?」
「……な……ないです」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· Jul 7 客先での打ち合わせの後、昼食の時間になったので近所の中華料理店に向かった。
「いらっしゃいませ~、好きな御席にどうぞ……って、お兄とキヨ兄?」
「今日は満福軒の手伝いをしていたのか」
「やあ、彩桜春ちゃん。元気そうだね。モデルの仕事の方は平気なの?」
「モデルの仕事を頑張り過ぎちゃったから、しばらく控えなさいって言われたの。でも、身体を動かしていないと落ち着かないから商店街の御手伝いをしているんだ」
「へえ、彩桜春ちゃんは頑張り屋さんだな」
「えっへっへ~、でしょ~?」
「普通は逆なんだけどね……」
「もぉ~、水を差さないでよ。ところで、ご注文は?」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· Jul 5 彩桜春がロリィタファッション雑誌の仕事をしてきた。
「いや~、新鮮な体験だったよ。カルチャーショックだよ。デカルチャーだよ」
「撮影を楽しんできたみたいだね」
「うんうん、独特なファッションのジャンルだって聞いていたからどうしようかなと思っていたけれど、他のモデルさん達に表情やポーズの取り方を教えてもらったら上手く行ったよ」
「今度、ロリィタ系の服でも買いに行こうか?」
「ん~……その辺はパスかなぁ。普段着で着るにはハードルが高そうだし」
「彩桜春はシンプルな服の方が好きだものね」
「それもあるかもだけど、今の私だと服を着こなせないかなって思っちゃうんだ」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· Jul 5 「それにしてもCMソングにPSY・S(サイズ)の曲を使おうって誰が言い出したの?」
「確か監督さんだったかな?お父さんがファンで小さい頃から聞いていたんだって」
「へぇ……親子二代で筋金入りのファンという訳か」
「うんうん、でもね。ちょっと困る事があったらしくて、CMで使う曲を何にしようか?って話をしていたら親子喧嘩になりかけたんだって」
「そりゃまた熱心なファン故の困りごとだね」
「お父さんは『Lemonの勇気』を、監督さんは『Kisses』を推して、最後は将棋で勝った方の曲を使う!!ってなって、監督さんの選んだ曲になったの」
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· Jul 5 《喉ごしスッキリ。夏色ソーダ!!》
下着メーカーの仕事の時に、お世話になった広告代理店に紹介された清涼飲料水のCMが放送され始めて数日が経った。CMの内容関するSNSの話題を見ていると彩桜春の飾らない表情が好感を呼んでいるとか。
「……彩桜春ちゃんとしては褒められるのは嬉しい事なんですけど……ね」
軽く溜め息を吐きながらテーブルの上に積まれたポスターにサインを入れていく。
「事務所経由で酒屋さんから頼まれた仕事なんだから断れないよ。ほらほら黙ってサインを書く」
「うぅ……これが有名税ってコトなのぉ?」
サイン入りポスターは数日で捌けたらしい。
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或忍@名状しがたきおじさん@alnin90125· Jul 2 「お・に・い、おきてるぅ~?」
持ち帰った仕事が終わったので寝支度をしていたら、ほろ酔いの彩桜春が枕を抱えて部屋に入ってきた。
「こんな時間にどうしたの?……というか、呑みすぎだぞ?」
「おとなのじかんだから~、いいの~」
そう言いながらベットにポスンとダイブする。
「あ、こら!!」
「えっへへ~、いっしょにねよ~?」
「子どもじゃないんだから、自分の部屋で寝なよ」
「やぁだ~、おにいといっしょにねる~」
そう言いながら頭まで掛け布団を被ってしまう。
「……ったく、仕方ないな。今日だけだぞ」
「やったぁ~。あ、おそわないでよ~?」
「こらこら」
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