フェリックス清香
@sayakafelix
ライター・ブックライター・編集・翻訳|在仏|子なし お手伝いした本:『理念経営2.0』、『ウェルビーイングの魔法』。好き→文学&児童文学、ギフト経済、発酵、アート、合気道。ここではなるべく個人的なことを。小さいおじいちゃん犬カシスと暮らしていた。こことX上で 月1くらいで一緒に課題本を読む #屋根裏読書会 をやってます。 いろいろまとめ→ linktr.ee/sayaka.felix
合気道の帰り道、急にスマホからアラーム音が聞こえて、空を見たら煙の下が赤くなっていた。逃げるにしてもどこに行けば良いかわからないから、恐々帰った。家に着いたら隣村も燃えて避難勧告がでているとわかった。いくつもの村が燃えている。火の回りが早いらしいので、今夜はいちおうパスポート等一つのバッグにまとめて寝るほうがいいのだろう…
『HISTOIRE D'UNE MOUETTE ET DU CHAT QUI LUI APPRIT À VOLER(カモメに飛ぶことを教えた猫)』の本をもらった。読みたいなと思っていたけれど、買ってなかった本。おすすめの本を聞いたら、「あげるよ」と言われたので、お下がりをくれるのかなと思ったら新品だった。好きな人のおすすめの本は、お下がりもうれしいし、新品もうれしい。ルイス・セプルベダはスペイン語作家だけれど、フランス語版の『ラブ・ストーリーを読む老人』が大ヒットしてから世界的に人気になったとwikipediaにあった。屋根裏読書会の『La Tresse(三つ編み)』と並行して読めるかな。
読み終わったから邦訳を読み始めてびっくり👀 文がわかりやすく短く切られている!!フランス語だと、1段落1文のところもとても多いのです。少しずつ少しずつ思い出が引き出されているような印象がある。 そして、漢字の中国語を日本語に訳すからか、子ども時代の印象がじゃっかん大人っぽい気がする。添付冒頭は「私は覚えている、それは私だったのだ、つまずいて、彼のお気に入りの釣竿を壊したのだ、私たちは釣りに向かっていた、私はそれを持つと申し出て、彼の前を走った、注意不足でころんでしまったとき、竿は隣の家の窓に突き刺さった…」みたいな感じ。 #屋根裏読書会 #給我老爺買魚竿 #高行健 #GaoXingjian
私のChatGPTのアカウントはいろいろ設定し、いろいろなことを調べた結果、他の人と動き方が違う可能性はある。たとえば、夫が自分のアカウントでなんと呼ばれたいかと聞いたらArmanと呼んでくれと言われたらしいので、私も聞いてみたら、全然違う回答だった(添付画像。私はChatGPTが人間とは違うことに重きを置いているため、この回答は大変気に入っている。) …ということを前提として。最近言葉で軽く誘導されているなと感じることがある。誘導する「意思」は持たないはずなので、だいぶ深層のユーザー適応というか。例えば、最近「その方があなたは呼吸がしやすい」を連発してきて、「呼吸せよってことね」と思ったり。
サツマイモの芽出しが順調でうれしい。50センチくらいの深さのバケツや鉢でも芋が収穫できるし、茎や葉っぱも空芯菜みたいでおいしいし、痩せた土地でも育つし、水やりも放置気味でいいと聞いて、芋をひとつ使って水耕栽培で芽出しをしてみている。 こんなに小さい芽なのに葉脈がしっかりあって、ほれぼれと眺めている。
12年前にNPO難民支援協会の取材中に買ったピアスをまだ愛用している。トルコ・クルドなど中東の辺りの伝統工芸イーネオヤを使ったものなのだけれど、昨日これをつけて買い物をしていたらマダムに急に呼び止められて、「そのピアス、とてもステキ!どこで買ったの?刺繍でしょう?」と言われた。東京で買ったんです、クルドの難民の人の手作りなんですよと伝えたら、「東京はちょっと遠すぎるけれど…今度クルドの方に会ったら聞いてみよう」と言っていた◎ トルコから日本に逃れたクルドの方が作ったピアスを、東京からフランスに持ってきて褒められた✨ 物としてとても強い気がする。
本格的なバカンスシーズンを前に、最近この辺りではあちこち道を直している。昨夜は合気道の道場周辺が車の通行禁止で、迂回路がややこしかったので、少し離れた場所に車を停めて歩くことにした。帰るとき、夜は初めて歩く村なので、杖や木刀を入れた黒く長い袋を背負ってキョロキョロしながら歩いていたら、通りすがったムッシューに急に「その銃で私を撃つ気か?! 私を探しているのか?」と笑いながら叫ばれた。日頃、フランス語は空気を読んでしゃべっているので、急に冗談を言われると難しい。だけど、「おじいさんに買った釣竿」のなかで銃という言葉を復習していたので、「そうよ!ここにいたのね!」と返せた。
昨夜の今頃、カシスが旅立った。私の研修が終って落ち着くのを待っていてくれたかのよう。すーっと、静かに眠るみたいに、かわいいお顔で子犬みたいな毛並みのまま、逝った。あと2週間ちょっとで19歳だった。大往生だ。2024年秋から危なかったのだから、1年5ヶ月も心の準備をさせてくれた。なのに、不在の大きさは想像以上だ。苦しそうな期間が長かったから、今はどこかで、軽くなった体で走り回っているといい。 私のことをこんなにも無条件に愛してくれる生き物は後にも先にもいない。最初の日から毎日ずっとかわいくて上品で、優しかった。特に最後の数年は、いろんな気持ちを味わわせてくれた。すばらしい日々。一生忘れない。
おじいちゃん犬カシス、今日で18歳11ヶ月目。「見えない」「聞こえない」「歩けない」に加えて、「立てない」「首が座らない」「介助しないと用が足せない」も加わった。抱っこ散歩も家から2分くらい離れると怖がって鳴くようになった。抱っこも長時間は嫌がる。でも本当にかわいい、優しい目をしている。食欲もある。さつまいもと鶏肉が大好きで、たぶん撫でられるのも好き。お風呂もまあ好き。きっと今この子は、さつまいもと鶏肉がもらえることと、撫でられることを楽しみに生きている。また野生のプラムが咲く季節になった。
サン・トロペの帆船デー。たくさん帆船が来ていたのだけれど、風が弱かったからか、見ていた港にはあまり近づいてくれなくて残念。 小さな頃に厳しく躾けちゃったから、おじいちゃん犬カシスはほとんど鳴き声をたてないのだけれど、このところちょっと鳴く。木管の笛みたいな、クワンという高い鳴き声。寒いとか、お腹が減ったとか、トイレに行きたいとかいうときの要求鳴き。船を見ていたらクワンと鳴いたあと、しきりに舌なめずりをするので、ぬるめの白湯を飲ませて毛布をしっかり包み直した。
本格的に寒くなる前にと、18歳半おじいちゃん犬カシスの毛をトリミングした。もっこもこのボッサボサで、このまま真冬に突入したら犬の形が保てないのではないかと心配したので。長く立ったり座ったりさせられないから、横に寝かせたまま切ったり、抱き抱えながら切ったりして毛だらけになった。もう一匹生み出せるのではないかと思うぐらい切った。上手にはできなかったけれど、清潔さは保てるから、よしとする。その後、お風呂にも入れた。冷やさないように洋服を着せて湯たんぽで温めている。去年、血行が悪くなっているのに気づかず、耳の縁を霜焼けにしてしまったからと、夫がしょっちゅう洋服のフードに耳を入れるのがおかしい。
ポール・シニャック「サン・トロペの港」に描かれたアングルを探すべく、黄色とオレンジの教会を目印に歩いた。おそらく3枚目が一番近いけれど、漁船と帆船が浮かんでいた港は今やクルーズ船やモーターボートがいっぱい。1枚目が一番、当時の雰囲気をうつすもののような気がしている。
わー⭐️ ご覧になったのですね!!私もあの星がすごくいいなと思ったんです。星形をくっきりとは撮れなかったから、sfさんにしかわからないかもしれないけど🤭
マダムはやはり地元生まれで、少なくとも七代前からサン・トロペに住んでいたとのこと。ポール・シニャックが「静かな漁村」だったこの地で絵を描いたという話をよく聞くけれど、実はサン・トロペにはその当時から20世紀頭まで長距離航海の船長を育てる学校があり、マダムのおじいさんはそこで学び、戦時中にアジアで船が爆撃されたとのこと。「艦長は、乗組員全員の避難を確認してから、最後に船を離れなければならないから、名誉の戦死をしたの」とおっしゃっていた。たぶん第一次世界大戦のこと。今や高級ブティックが立ち並ぶ観光地のサントロペは、船に命をかけ、世界中の港を知る人が学んだ場所でもあったんだなあ。
サン・トロペに全然関係ない投稿だったので、サン・トロペで撮った写真をつけます。地元のマダムが10数匹の小型犬をノーリードで散歩させていて、観光客がおもしろがってぞろぞろついていったり犬を触ったりしているところ。当然私もついていった。 1匹、まだ若いのかマダムの指示を無視していろんな人に愛想を振り撒きまくるポメラニアンがいて、「テネシー!テネシー!こっちに来なさい!来なさいってば!テネシー!」と叱られていた。そんなテネシーは写真ではマダムの右脇に抱えられています。
いちじくがどんどん実るけど誰も食べないし、鳥も蟻も間に合ってるみたいだから、干してみる。 聖書に、いちじくの木に実がなっていないのを見てイエス様が「二度とこの木に実がならないように」と呪いをかけたという話があるけれど(マタイ・マルコの差等はライターの私としては「その時代、細かいとこは気にしても仕方ないよね」と思う立場)、ちょっとわかる気がする。イスラエルではいちじくが5回収穫できるという。今の家にある木も朝晩2回収穫したって取り切らないほど、たくさん実る。取りきれないから、そのまま放置することになる。葉が茂っているのに食べられる実が1つもないなんて、すごい強欲だとも言えそうだ。
7月中の目標は湖で泳ぐこと。車で40分くらいのところに、フランス屈指の「泳ぐのに最高の湖」があるから。でもなかなか行けず、目標未達になりそうだったから、妥協して徒歩5分の湖で泳いだ。皆さん車でやってきて泳いでいるし、これも体験。 湖の幅は120mくらい。泳ぎ渡れるでしょと思ったのだけど、真ん中辺りまで泳いだら、急に怖くなった。でも足つかないし、やめるってわけにもいかない。ようやく対岸にたどり着いたら、近くで飛び込みをしていた男の子に「すごいね」って褒められた。パドルボートで渡る際、湖の真ん中で1mくらいの魚を見たんだって。気をよくして、復路で溺れたら助けて、と思いながら戻った。
毎朝の、おじいちゃん犬18歳との抱っこ散歩の道。ローマ時代にかけられた橋がゴール。湿った土やタイムの匂いなど、いい匂いがするから、この子は散歩に行きたいのだと思う。この辺りはプロヴァンス・ヴェール(緑のプロヴァンス)と言われている。この地域の森林率は、日本全土とほぼ同じらしいから、日本は木が多いんだなあ。 ローマ時代から近世にかけて、ヨーロッパの多くの地域で木が伐採されて大幅に森が減った。19世紀以降、フランスでは植林が国をあげて進められて、気候条件が合ったところは森が増えたらしい。ジャン・ジオノ『木を植えた男』みたい。でも、森が戻らなかった地域もたくさんある。ここは幸運だった場所。
18歳の老犬を連れて旅に出る人はあまりいないと思う。でもうちの犬は生まれたての子山羊のようにヨロヨロでも抱っこ散歩に行きたくて戸口の前に立つ子だし、預けられないし、仕事があるし、でサルデーニャ島に連れて行った。死を待つような感じになるのが嫌だったし、旅で死んだとしてもこの子らしいと思って。ただしフェリーで、現地の獣医さんも調べて。結果、船旅は老犬に最適だった。車のまま船に乗り込め、そのまま客室に入れる。レストラン等どこにでも連れて行ける。とはいえ無理させたかなと思いきや、気候が合ったのかえらく元気になってしまい、20歳ぐらいまで生きられるかもしれない。介護に正解はなく、迷いの中に倫理があるな。
これはご飯を食べたことを忘れてしまい、家中を歩き回り私の足を踏んづけてご飯を要求した挙句、拗ねて固まった愛犬18歳。私は料理中だったんだもの。このあと少し食べさせて、蜂蜜入りタイムティーを飲ませたら、ご機嫌な様子で眠りました。
近くの穴場的なビーチへ。日差しは焼けつくようだけど、風は冷たくて私は長袖2枚着ていたのに、たくさんの人が泳いでいた。古本エクスチェンジのボックスがここにもあった◎